採用の女神、廣田さえ子です。
土日でもお客様からの連絡は止まりません。
仕事が趣味なので嬉しいです。
さて、最近思います。
採用は本当に本当に中小企業のキモだと感じています。
御社は面接、上手ですか?
意外と間違えている企業様多いはずです。
何度も言います。採用は営業です。
求人広告をスタートし、約1ヵ月。
約50件くらい応募がきている優良企業様の話です。
カジュアル面談を進めているのですが、
まったくヒットしない。
採用基準に全く達していないというのです。
応募者の年俸は800万円とか1200万円とか
高収入のラインナップ。
今の会社ではかなり評価してもらえている人たちのはず。
長年この業界にいるので、なんとなく何か間違えているだろうな、
と察しがつきました。
「どんな面談をしていますか?」と聞いたところ、
気絶するくらい間違えた面談をしていたのです…
カジュアル面談という意味。
まずはカジュアル面談をしているというお客様。
あくまでも応募者は「応募」しているのであって、
この会社に興味がある、入社したい、という想いです。
けれど、この企業様がカジュアル面談でやっていたのは、
一方的に会社説明を15分話まくっているだけ。
つまり自分が言いたいことだけを話すだけの時間。
コミュニケーションの交換は全くなし。
最後に質問ありますか?
応募者は「はい」を数回言うだけ。
応募者が何者か一切聞かれない・・・・
自己紹介をするチャンスすらありません・・・
スーツを着て、時間作って、緊張して、面談にのぞんだのに!です。
お客様が話していた内容は、HPを見ればほとんど書いてあること。
毎回同じ内容を話しているのならば、動画を撮って
面談前に観てきてくださいね。で済みます。
そして、最後に、これを聴いて興味があれば履歴書(職務経歴書)を
郵送してください。と言っていたのです😅
今世紀最大のダメな面接です。
これで次のステップに進む人がいるとしたら
よっぽど人気のない応募者です。
(不採用の嵐となっている方)
相手に興味を持つ。
会社の説明をする前にできること。
明るく元気に笑顔で挨拶。
(実はこのお客様、明るくもなく、笑顔でもなく
暗くて生真面目な印象でした)
そして、尋問ではなく、相手に興味を持ち、
どんなことを大事にしているのか、どんな人生を送ってきたのか
仕事以外もいろいろ聞いていくのが良い面談だと思うのです。
脱線して、なんかたくさん話しちゃったな(心を思わず開いちゃったな)
ということになるのだと思うんです。
人は自分に興味を持ってくれた人を好きになる(心を開く)
自分の話をする前に、応募者の話をとことん聴くのが大事。
粘り強いのか、情熱があるのか、自責なのか、責任感があるのか
会話の中で見えてくるもの。
今の会社でどんな働きなのか、どんな不満があるのか。
そうして、はじめて具体的にどんな仕事をして
どんな成果を出したのか、貢献したのか
今後どうなっていきたいのか。を興味を持って聴くことが大事。
「尋問」と「興味を持って、聴きたくなる。」は違います。
よく面接でどんなこと聞いたらいいですか?ときかれますが、
決めない方がワクワクすると思います。
絶対に聞かなきゃいけないことはありません。
むしろ、あれも聴きたい。これも聴きたい。
これが素敵な面接だと思います。
ものすごいダメだし。
役員の方でしたが、採用成功してもらいたいので
大きくダメ出しをさせていただきました。
まずは明るく元気に、会社の看板であることを意識する。
相手に興味を持って質問する。
会社説明は不要。(HPにあるため)
履歴書はわざわざ郵送してもらわない。(WEBレジュメで判断)
おそらく、今までこのような面談を繰り返してきていたのだと思います。
採用成功するためのステップ
①どんな人が欲しいのか、ペルソナ設定を明確にする
②唯一無二の求人コピーを作る
③応募者対応はスピーディに
④面談はお見合い(応募者に選ばれるという意識)
⑤選考はフレキシブル(オンライン、対面。場合によっては出向く)
⑥選考フローもフレキシブル(3回面談すると決まっていても、1回で決めたり)
一番大事なのは「採用成功」させるという覚悟。
諦めたら絶対採用はできません。
まとめ。
採用成功するためには、たくさんのステップがあります。
上記は大枠ですが、細かく言うと幾つも大事にするポイントがあります。
そして、それは人によって、職種によってフレキシブルに変えていい!
それくらいの方が、圧倒的に採用成功に結び付きます。
御社の採用手法は正しいのか、一度じっくり考えてみてくださいね。
どんな面談をしていますか。